- 1967年
- 福井県越前市出身
- 1983年
- 16歳で飲食業に従事。県内のホテル、地元結婚式場、レストランにて知識を深める。
- 1993年
- 福井県鯖江市にあるサバエシティーホテル内レストランシェフに抜擢。
- 1998年
- 同ホテルの料理長に就任
- 2000年
- 早々とテイクアウト商品を開発し、通販サイトでお取り寄せ1位を連発する。
2019年7月現在、ネット販売サイトでは、累計100万個、16週連続1位を記録と公表されている。 - 2004年
- 全日本女子バレー柳本ジャパンの合宿の魚料理とスイーツを、ホスピスに「最期のワンスプーンまで」を提唱する、金谷節子先生より依頼を受けて手掛ける。
世界で初めてスチームコンベクションオーブンを開発した、ドイツ、ラショナル社の日本支社より依頼を受け、東京ビックサイトにてプロ向けの調理実演を3年間行う。
- 2005年
- 皇太子殿下(現 天皇陛下)福井県行啓(第20回国民文化祭・ふくい2005にご臨場。併せて地方事情をご視察)の際、御行啓食事会の料理担当。
イタリアンの巨匠、山田宏巳シェフとの出会いから、福井県に著名シェフを毎年お招きし、食事会を開催。
- 2006年
- 生存確率の低い大病を患い、仕事、料理に向き合う姿勢が大きく変わる。
- 2009年
- 第60回全国植樹祭にて、天皇、皇后両陛下(現 上皇上皇后両陛下)の食事を担当。
- 2013年
- 福井市北の庄にサラマンジェFをオープン。
サラマンジェとは食堂、エフ=Fukui、Fujii、Foodなど、Fをキーワードにした美味い物屋。 - 2023年
- 県内外いろいろな飲食店を食べ歩く中で、県内飲食店で強く感じた事があり、開業10年を目前にしてのコロナ禍を機に、現東京會舘メインダイニング「プルニエ」の松本シェフに師事し、今は様々なスピリッツ、考え方を山田宏巳シェフから学ばせていただいている息子、恭祐にシェフを委ねる。
- 2024年
- 地方飲食店を継続していく中で、様々な現実を感じ、経営というリアル人生ゲームを謳歌している。
- 種子島安納地区の安納芋、福岡県から野菜類、岡山県蒜山ジャージ乳、北海道恵庭市の野菜、紋別市の帆立、蟹など、今までに訪ねた産地は数知れず。
- 地元の食材だけに限らず、取り寄せてでも食したい適地適作の食材をプラスし、しっかり美味しい料理をモットーとする。
- 美味しさの追求に重すぎるテーマを背負わせるのではなく、どこか懐かしさを感じる料理に組み立て、深みを与える意味でも、今もブイヨンやフォンをしっかり取り、さりげなくフランス料理の根幹を大事にしている。
- 日本人の感性で作るフレンチを追求するにあたり、花山椒、実山椒、木の芽を摘んでくるなど日本のハーブやスパイスも効果的に使い、何科の食物を何と合わせるか、表面のあしらいで見た目からアプローチするのではなく、食材の根底にある必然を大事にしている。
- 1980年代に多くのシェフ達が取り組んだ、日本の素材とフレンチやイタリアンの技術から作られる1皿との完成度が今も大好きである。
- 今は時代が進み、当たり前になって見過ごされがちな所に、今は忘れた美味しさが存在すると思う。それは決して重い料理というのではなく、時代に関係なく共に寄り添う必要な美味しさである。